Yahoo!ニュースより抜粋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090905-00000011-maiall-soci
◇「苺佐保」→いちごでサポ→1万5000円で援助交際
「苺佐保」「C14」--。援助交際目的の書き込みが規制強化され、出会い系サイトで暗号のような隠語が横行している。有害情報を閲覧できないようにするパソコンの「フィルタリング機能」をすり抜けるケースもあるという。手口の巧妙化で児童買春の被害は横ばい状態を続けており、警察はさらに監視を強化する構えだ。【近松仁太郎】
「苺佐保して。できれば穂別で」
携帯電話向けの出会い系サイトで、画面上に浮かび上がった不思議な漢字。実際に援助交際に使われた隠語の一例だ。福岡県警によると、「苺佐保」は「いちごでサポ=1万5000円で援助交際希望」、2万円は「WU吉」。「穂別」は「ほべつ=ホテル代は別」を意味する。
こうしたサイトには返信用のメールアドレスを書き込んでいるケースが多く、それにも隠語が使われている。NTTドコモで「@」の前が○○の場合、「○○こども」、auは「○○英雄」。ソフトバンクは「○○やわらか銀行」との表現が目立つという。
8月18日に県警博多署などが児童福祉法違反容疑で逮捕した暴力団幹部の男(45)を元締めとする売春組織もサイトで「1815=18歳少女、1万5000円」などの隠語を使っていた。実際は18歳未満の少女だった。
JS(6)(小学6年生の女子児童)JC14(中学生の女子生徒14歳)など年齢を表す隠語も多い。昨年12月施行の改正出会い系サイト規制法で、18歳未満の異性との交際を誘う内容の書き込みを違法としたためだ。携帯電話番号の掲載も規制対象となったが「わらわやう……」などと平仮名を記載し、対応する携帯のボタンを押すと番号になる(この場合は0908111……)隠語も確認されている。
県警少年課によると県内の児童買春の摘発数は05年45件▽06年57件▽07年25件▽昨年35件--と法改正後もほぼ横ばい。今年も7月末時点で既に17件と昨年並みのペースだ。
武田忠信・同課次席は「被害が年々見えにくくなっている。容疑者もあの手この手で潜り込んでくる」とサイバー捜査の難しさを語る。「ネット上で少しでもおかしな文章や表現を見つけたら、警察や少年サポートセンターなどに連絡してほしい」と訴えている。
NGO「ストップ子ども買春の会」(東京都)顧問の後藤啓二弁護士の話 問題なのは正面から出会い系とうたったものではなく、会員制のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などにも出会い系まがいの書き込みが増えていること。隠語が使われた書き込みを警察や管理者が早く検挙や削除していくしかないだろう。