Yahoo!ニュースより抜粋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080426-00000009-san-l29
出会い系サイトや「学校裏サイト」など、子供を取り巻くインターネット環境の悪化が社会問題化する中、有害サイトの被害から子供を守ろうと、奉仕団体「奈良大宮ロータリークラブ」(会員数約70人)が主催する初の「有害サイト対策会議」が26日、奈良市内で開かれる。関係者間の連携を強化し、一体となって問題に向き合うことが目的で、同市内の保護者や教諭、市や県、県警の関係者らが出席する予定。同クラブは「野放しに近い状態となっている有害サイトからの被害を防ぐ契機になれば」と期待を寄せている。
ネット上では、出会い系サイトをきっかけとした犯罪、非公式の「学校裏サイト」や自己紹介サイト「プロフ」への悪質な書き込みによるいじめやトラブルなど、子供をめぐるさまざまな問題が深刻化している。
警察や民間組織では、悪質サイトをチェックする「サイバーパトロール」などの動きも出てきているが、膨大な情報量で匿名性が高いネットの特性から、対応が難しいのも実情だ。
奈良市教委が昨年9月、市内の全公立中学校を対象に行った携帯電話使用に関する初の実態調査(回答者数4967人)では、携帯電話の所持率が55・8%で、「出会ったことのないメル友がいる」と答えたのは男子で20・4%、女子は24・1%にのぼった。こうした実情を受け、同市では今年度、教諭や保護者を対象に、ネットトラブルなどから子供を守るためのリーダー養成制度も始める。
今回の対策会議は、学校や保護者、行政などが情報と問題意識を共有し、連携して問題解決にあたる環境をつくろうと企画された。奈良市の中尾勝二教育長のほか、県や県警の担当課長、高校や中学校の教諭、PTA関係者ら約25人が出席を予定。県内外での取り組みやサイバーパトロールの実情説明、有害サイトの被害事例報告などをもとに、議論が交わされる。
自らも小学生3人の子供を持つ同クラブの増井義久理事(47)は「子供のネット被害は保護者にとっても身近にある危機だが、分かっているようで分かっていないのが現状ではないか。会議をきっかけに、まずは情報交換の場をつくっていければ」と話している。