Yahoo!ニュースより抜粋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080424-00000227-mailo-l16
ネット社会と聞いて何を連想するだろう。匿名性に乗じた中傷やいじめ。犯罪のきっかけともなる闇サイトや出会い系サイト。児童のものを含むあふれ返るポルノ画像。最近は暗く、冷たいイメージばかりが増幅されがちだが、先日の取材で、ネットは遠く離れた人々の心の懸け橋にもなるのだと感じた。
石川県境に近い氷見市立宇波小学校の6年生だった山下真緒さん(12)は先月、大阪の病院で卒業式に臨んだ。心臓の難病で1年以上前から入院生活を続けるが、病院の医師やNPOなどの協力で、250キロ離れた病院と学校とをネットで結び、画像を中継することで仲間と一緒に「卒業」することができた。
同小は、1学年12人の小さな学校。全員が幼なじみで、ずっと同じ教室で机を並べてきた。担任の女性教諭は「12人そろわないと、このクラスじゃない。ネットが子どもたちを一つにしてくれた」と涙を見せた。
山下さんは今も闘病中で、同級生たちとは別の中学に進んだ。だが、みんな、いつまでも待っている。元気に古里に戻る少女を。「二十四の瞳」が、また一つになる日を。【茶谷亮】
4月24日朝刊