観光旅行で山梨県富士河口湖町を訪れていた台湾人女子大生、蕭任喬(しょう・れんちょう)さん=当時(21)=を殺害したなどとして、殺人やわいせつ目的略取などの罪に問われた渡辺高裕被告(28)の控訴審判決公判が29日、東京高裁で開かれた。安広文夫裁判長は「動機は身勝手で酌量の余地はない」として、無期懲役とした1審甲府地裁判決を支持、渡辺被告の控訴を棄却した。
安広裁判長は「観光目的で来日中の女性への乱暴を隠蔽(いんぺい)するために殺害したもので、犯行は卑劣かつ悪質」と断じた。
渡辺被告は「ナンパをしたらついてきた」などと供述し、わいせつ目的略取などを否認していたが、安広裁判長は「供述は不自然、不合理で信用できない」などと判断した。
判決によると、渡辺被告は平成16年6月29日午前0時ごろ、富士河口湖町を訪れていた蕭さんを無理やり車に乗せて静岡県内を連れ回し、同日午後、乱暴したうえ首を絞めて殺害、遺体を山梨県富士吉田市の側溝に捨てるなどした。
【関連記事】
・ 28歳男に二審判決 旅行中の台湾女学生殺害
・ 神戸テレクラ放火殺人事件で被告に無期懲役
・ 露の「60人殺害」 被告に無期懲役 ずさん捜査も浮き彫り
・ 宮城の母子殺害、男に無期懲役の判決
・ 女性殺害の男に無期懲役 仮釈放で再犯、65年に強殺
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000920-san-soci